カスタマイズ

選択肢から選択するダイアログを表示する

概要

図のようなダイアログを表示します。ユーザーに複数の選択項目から1つの項目の選択を求める場面で使用します。

選択ダイアログ

使い方

アクションが実行されると、項目選択ダイアログが表示されます。

ユーザーがダイアログ内のプルダウンから項目を選択し、OK ボタンを押すと、アクションの実行完了となり、アクションの結果として選択した項目がセットされます。

このダイアログでは、選択項目に含まれるもの以外を手入力で入力することはできません。必ず項目から選択する必要があります。

ユーザーが選択した項目を取り出す際は、式を利用します。

例えば項目選択ダイアログを表示するアクションが1番だった場合、「フィールドに値をセットする」の「値」パラメーターなどで

=$1

のように指定すると、選択内容を取り出すことができます。

設定するパラメーター

「メッセージ入力」「選択肢」「未選択を表す「-----」」「OKボタンの名前」「キャンセルボタンの名前」「未選択を許可するかどうか」「初期値」を設定します。

メッセージ入力

ダイアログのメッセージ部分に表示するテキストを入力します。

選択肢

プルダウン内に表示する選択肢を、1項目1行で入力します。項目名の左右の空白は除去されます。

項目名に式を使用する場合は、${式}を用います。「=式」は使用できません。

空の行は無視されます。これを利用すると、${if(条件,項目名,'')} というように 式でif関数を使用することで、条件に合う場合のみ項目を表示する、ということが可能です。

最低1つ以上の選択項目が必要です。全ての行が空だと、実行時に項目が1つもなくなり、「選択肢がありません。」というエラーになります。

未選択を表す「-----」

プルダウンの選択項目に、未選択を表す「-----」を追加するかどうかを選択します。「選択肢」パラメーターでは空の値は作成できないので、必要であればこのパラメーターで設定します。

「追加する」の場合、プルダウンの先頭に「-----」が追加されます。ユーザーが「-----」を選択した場合のアクション結果値は、「-----」ではなく空になります。

「追加しない」の場合、「-----」は追加されません。

OKボタンの名前

OKボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

キャンセルボタンの名前

キャンセルボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

未選択を許可するかどうか

「未選択でもOKを許可する」を選ぶと、未選択を表す「-----」を選択中でも「OK」ボタンが押せるようになります。

「未選択の場合OKを押せなくする」を選んだ場合、未選択を表す「-----」を選択している間は「OK」ボタンを押せなくします。

未選択を表す「-----」を追加していない場合は、未選択状態にすることができませんので、本パラメーターは意味を持ちません。

初期値

ダイアログを開いた直後の状態で選択される項目値を入力します。

空にした場合はプルダウンの先頭項目が選択されます。

「選択肢」に含まれない値をセットすることは避けてください。エラーにはなりませんが、想定外の動作を引き起こす原因になります。

注意事項

ユーザーがダイアログの「OK」または「キャンセル」を押して、ダイアログを閉じた時にアクション完了になります。ダイアログを表示した段階ではアクション完了になりません。

「キャンセル」を押した場合でもアクション完了になります。

他のアクションの実行が完了した時」でこのアクションの完了を待つ場合、上記に注意してください。

「キャンセル」した場合は無視して、「OK」の場合だけ次のアクションへ進みたい場合、「他のアクションの実行が完了した時」ではなく「確認・入力ダイアログで「OK」を押した時」条件を使用してください。

制限事項

  • すでにほかのダイアログが開いていて、ユーザーがそのダイアログをまだ閉じていない状態の時に「選択肢から選択するダイアログを表示する」を実行した場合、すでに開いているダイアログの方が優先され、後から実行した「選択肢から選択するダイアログを表示する」は無視されます。この場合、「選択肢から選択するダイアログを表示する」の結果はキャンセル扱いになります。

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