カスタマイズ

ユーザーをリストから選択するダイアログを表示する

概要

指定されたユーザーのリストの中からユーザーを選択するダイアログを表示します。

表示したユーザーの一覧の中から、ラジオボタンやチェックボックスで選択することができます。

使い方

アクションが実行されると、選択ダイアログが表示されます。

ユーザーがダイアログ内のリストからユーザーを選択し、OK ボタンを押すと、アクションの実行完了となり、アクションの結果として選択したユーザーがセットされます。

ユーザーが選択した項目を取り出す際は、式を利用します。アクションの結果値はユーザーのログイン名、表示名を組み合わせたリストになります。選択方法がラジオボタンの場合でも結果は1要素のリストになります。

例えば選択ダイアログを表示するアクションが1番だった場合、その結果を「フィールドに値をセットする」でユーザー選択フィールドにセットするには、「値」パラメーターを以下のように指定します。

=$1

設定するパラメーター

「メッセージ入力」「選択肢となるユーザーのリスト」「選択方法」「OKボタンの名前」「キャンセルボタンの名前」「未選択を許可するかどうか」を設定します。

メッセージ入力

ダイアログのメッセージ部分に表示するテキストを入力します。省略可能です。

情報ダイアログを表示する」などではリッチエディターで入力できますが、この「やること」では普通のテキストしか入力できません。

選択肢となるユーザーのリスト

リストに表示するユーザーを式で入力します。

直接ユーザーのログイン名や表示名を入力しても実行時にエラーになります。ユーザー選択フィールドの値や、アクションの結果値を式で指定する必要があります。例えば以下のようにします。

  • ユーザー選択フィールドの値

    = ユーザー選択
    
  • グループ(ロール)に所属するユーザーを取得する」や「組織に所属するユーザーを取得する」をセットしたアクションの結果(以下の例はアクションが1番だった場合)

    = $1
    
    • 「グループ(ロール)に所属するユーザーを取得する」や「組織に所属するユーザーを取得する」の結果値にはユーザーの様々な属性が含まれますが、そこから「ユーザーをリストから選択するダイアログを表示する」で選択した結果値にはそれらの属性値は含まれません。

上記の例以外にも、ユーザーのリストを返す「やること」や関数を指定することができます。

指定したユーザーのリストが空だった場合、実行時にエラーになります。

選択方法

ラジオボタンで1ユーザーだけ選択するか、チェックボックスで複数ユーザーを選択可能するかを指定します。

OKボタンの名前

OKボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

キャンセルボタンの名前

キャンセルボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

未選択を許可するかどうか

「未選択でもOKを許可する」の場合、ユーザーが選択されていない状態でも「OK」を押すことができます。

「未選択の場合OKを押せなくする」の場合、ダイアログを開いた初期状態では「OK」が無効化され、ユーザーを選択すると「OK」が押せるようになります。選択しているユーザーが1人もなくなると再び「OK」は無効化されます。

注意事項

ユーザーがダイアログの「OK」または「キャンセル」を押して、ダイアログを閉じた時にアクション完了になります。ダイアログを表示した段階ではアクション完了になりません。

「キャンセル」を押した場合でもアクション完了になります。

他のアクションの実行が完了した時」でこのアクションの完了を待つ場合、上記に注意してください。

「キャンセル」した場合は無視して、「OK」の場合だけ次のアクションへ進みたい場合、「他のアクションの実行が完了した時」ではなく「確認・入力ダイアログで「OK」を押した時」条件を使用してください。

制限事項

  • すでにほかのダイアログが開いていて、ユーザーがそのダイアログをまだ閉じていない状態の時に「ユーザーをリストから選択するダイアログを表示する」を実行した場合、すでに開いているダイアログの方が優先され、後から実行した「ユーザーをリストから選択するダイアログを表示する」は無視されます。この場合、「ユーザーをリストから選択するダイアログを表示する」の結果はキャンセル扱いになります。