Job Runner

値が変更されているレコードを1つずつ保存する

概要

他のアクションによりフィールドの値が変更されているレコードを元の kintone アプリへ保存します。その際、1レコード毎に kintone へ保存を行います。

使い方

Customine Job Runner では、「フィールドに値をセットする」のようにレコードのフィールド値を操作するアクションを実行した場合、そのフィールド値は即座に kintone に保存されるのではなく、変更を溜めてから最後にまとめて保存されます。

通常、この保存動作は自動的に行われますが、「値が変更されているレコードを1つずつ保存する」を使用すると、この処理をアクションで行うことができます。

同様の「やること」に「値が変更されているレコードを保存する」がありますが、「値が変更されているレコードを保存する」は変更があるレコードをまとめて保存するのに対し、「値が変更されているレコードを1つずつ保存する」は1レコードずつ順番に保存していく点がことなります。なお、自動的に保存を行う場合はまとめて保存する方式になります。

「値が変更されているレコードを1つずつ保存する」では、1レコードずつ保存することにより、対象アプリに「レコードの編集」に対する Webhook が設定されていればその Webhook に通知が発生するという利点があります。「値が変更されているレコードを保存する」や自動保存では Webhook 通知は発生しません。一方で、保存対象レコードが多数ある場合は、より多くの処理時間がかかるというデメリットもあります。Webhook が必要ない場合は「値が変更されているレコードを保存する」または自動保存を推奨します。

設定するパラメーター

「API トークン」を指定します。

API トークン

変更したフィールドを保存するために、kintone アプリへアクセスするための API トークンを指定します。「kintone 接続設定を行う」を行うアクションの中から選択します。

カスタマイズ内で複数のアプリに対するフィールド値変更を行っている場合は、それらのアプリすべての API トークンを指定する必要があります。値を変更しているのにそのアプリに対する API トークンを指定していない場合は、実行時に kintone からエラーが返されます。

レコード取得条件の発生有無

条件 発生有無
レコード1行が準備できた時 発生しません
レコード全行が準備できた時 発生しません

Webhook 通知

保存先アプリに「レコードの編集」条件で Webhook 通知を行うように設定されている場合、本「やること」を実行するとこの通知が発生します。

制限事項

  • アクションで変更のあったレコードはすべて保存対象になります。変更のあったレコードのうち一部分だけを指定して保存することはできません。