カスタマイズ

フィールド値入力ダイアログを表示する

概要

フィールド値を入力するためのダイアログを表示します。

使い方

現在画面に表示されているレコードに対して、フィールドの値を入力するダイアログを表示します。複数のフィールド値を1つのダイアログで入力することも可能です。

ユーザーがダイアログ内でフィールド値を入力し、OKを押してダイアログを閉じると、入力した値がフィールドにセットされます。キャンセルした場合はセットされません。

フィールド値のセットは、以下のような動きになります。

  • レコード追加・編集画面では、入力したフィールド値がそのまま編集画面の入力欄に反映されます。レコードはまだ保存されません。
  • レコード詳細・印刷画面では、入力したフィールド値でレコードを自動的に更新します。画面には入力したフィールド値は反映されません。画面に反映する場合は「レコードが自動的に保存された時」に「画面をリロードする」を行うアクションを追加してください。
  • レコード一覧画面では、「レコードを保存する直前(削除時は除く)」のみで使用可能です。それ以外で使用した場合、エラーになったり、入力した値がレコードにセットされなかったりします。

入力ダイアログを表示する」等とは以下のような違いがあります。

  • フィールドにセットされるかどうか
    • 「フィールド値入力ダイアログを表示する」はダイアログで入力した値が即フィールドにセットされます。
    • 「入力ダイアログを表示する」等では、ダイアログで入力した値がフィールドにセットされません。後から入力した値を「フィールドに値をセットする」等でセットすることはできます。
  • 複数入力できるかどうか
    • 「フィールド値入力ダイアログを表示する」は1つのダイアログで複数のフィールド値を入力できます。
    • 「入力ダイアログを表示する」等では1つのダイアログで1つの値しか入力できません。
  • アクションの結果値
    • 「フィールド値入力ダイアログを表示する」はアクションの結果値を式で参照できません。
    • 「入力ダイアログを表示する」等では入力した値をアクションの結果値で参照できます。

日付、時刻を入力する際は、所定の書式に従って入力する必要があります。書式エラーがある状態では、ダイアログのOKボタンを押すことができません。

  • 日付 … 2021-09-01 のように、年4桁、月2桁、日2桁をハイフン区切り。
  • 時刻 … 09:30 のように、時、分をそれぞれ2桁でコロン区切り。秒はなし。

設定するパラメーター

「メッセージ入力」「入力するフィールド」「OKボタンの名前」「キャンセルボタンの名前」「必須チェック」を設定します。

メッセージ入力

ダイアログのメッセージ部分に表示するテキストを入力します。

入力するフィールド

入力フィールドを指定します。

複数指定可能で、並び順も指定できます。複数でなく1つのフィールドだけ選択しても構いません。選択できるフィールド数に制限はありませんが、あまりに多くのフィールドを選択すると、ダイアログが画面からはみ出てしまいます。

以下のフィールドタイプが選択可能です。

  • 文字列(1行)
  • 数値
  • 日付
  • 時刻

テーブル内のフィールドは選択できません。

OKボタンの名前

OKボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

キャンセルボタンの名前

キャンセルボタンに表示するラベルを変更したい場合、このパラメーターを変更します。

必須チェック

どのフィールドを必須にするかを選択します。

  • 「すべてのフィールドで未入力を許可する」
    • どのフィールドも必須ではありません。
    • 入力が全て空でもOKを押せます。
  • 「必須フィールドのみ入力を必須にする」
    • kintoneアプリのフォーム設定で必須に指定されているもののみ必須にします。
    • 必須フィールドの中に未入力があるとOKは押せません。必須でないフィールドは空でも、必須フィールドが全て入力されていればOKは押せます。
  • 「全てのフィールドで入力を必須にする」
    • すべてのフィールドが必須になります。kintoneのフォーム設定で必須でないフィールドも必須になります。
    • 未入力のフィールドがあるとOKは押せません。

他社プラグイン対応

krewSheet

krewSheet で行を追加した時」のように、レコードが1行に特定できる状況であれば、使用できます。

通常の一覧画面と異なり、krewSheet では複数行を一度に保存できるため、「レコードを保存する直前(削除時は除く)」では使用できません。

カレンダーPlus

レコードが特定できる状況であれば使用できます。

例えば「カレンダーPlusで日付や時刻を選択した時」や「レコードを保存する直前(削除時は除く)」に追加項目を入力するような設定が可能です。ただし、「[カレンダーPlusで日付や時刻を選択した時」に使う場合は、カレンダーPlus標準の入力ダイアログと競合しないように、「カレンダーPlus標準の動作」を「カレンダーPlus標準の動作をキャンセルする」にする必要があります。

注意事項

  • kintoneアプリのフォーム設定で「フィールド名を表示しない」をオンにしていても、「フィールド値入力ダイアログを表示する」のダイアログではフィールド名が表示されます。

制限事項

  • 画面以外のレコードに対してフィールドをセットすることはできません。

  • スマートフォン版画面では、日付フィールドの手入力には対応していません。カレンダーからの選択のみ対応しています。

  • すでにほかのダイアログが開いていて、ユーザーがそのダイアログをまだ閉じていない状態の時に「フィールド値入力ダイアログを表示する」を実行した場合、すでに開いているダイアログの方が優先され、後から実行した「フィールド値入力ダイアログを表示する」は無視されます。この場合、「フィールド値入力ダイアログを表示する」の結果はキャンセル扱いになります。