カスタマイズ

正規表現でエラーチェックを行う

概要

「正規表現」と呼ばれる文字列のパターンマッチングを使って、フィールドが特定の書式に沿っているかをチェックします。

使い方

フィールドの値が指定された正規表現のパターンにマッチするかどうかをチェックし、マッチしなければそのフィールドにエラーメッセージを表示します。

「正規表現」に関する知識はある程度必要です。

エラーがあった場合、エラーが発生したフィールドのフィールドコードのリストがアクションの結果値となります。エラーがなかった場合は空のリストがアクションの結果値になります。テーブル内フィールドを指定した場合、アクションの結果としてはテーブルの一番下の行に対する結果のみが残ります。他の行の結果は反映されないので注意が必要です。

設定するパラメーター

「フィールド」「正規表現」「エラーメッセージ」を設定します。

フィールド

どのフィールドをチェックするかを選択します。

選択できるフィールドは以下のタイプです。

  • 文字列(1行)
  • 文字列(複数行)
  • リッチエディター
  • リンク

複数のフィールドを選択すると、それらすべてのフィールドを個々にチェックします。

テーブル内のフィールドを指定した場合、特別な場合(*1)を除き、テーブル内のすべての行に対して処理されます。

(*1) 条件側で、「フィールドの値を編集して値が変わった時」のように、テーブル行を限定するように条件が入っている場合は、対象の行だけチェックされます。

正規表現

チェックする正規表現を入力します。 この正規表現にマッチしなかった場合にエラーとみなされます。

エラーメッセージ

エラーがあった場合に表示するエラーメッセージを入力します。

krewSheet 対応状況

以下の「条件」時のみ対応しています。

2つ以上のエラーを同時にセットすることはできません。後からセットしたエラーの方が krewSheet に表示されます。

旧バージョンとの動作の違いについて

Customine のバージョン1.161(2022年2月10日リリース)で動作に変更があります。互換性を維持するため、1.160(2022年1月27日リリース)以前のものは「正規表現でエラーチェックを行う(旧)」という名前で引き続き使用できます。新旧のバージョンでの動作の違いは以下の通りです。

  • 正規表現のメタ文字 ^ $ の扱いが異なります。
    • 1.160以前(旧) … ^ は文頭、$ は文末のみにマッチし、行頭行末にマッチしません。
    • 1.161以降 … ^ は文頭に加え行頭、$ は文末に加え行末にもマッチします。(マルチラインモード)

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