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日付の範囲からレコードを追加する

概要

指定アプリに対し、日付の範囲を元にその日付の数だけレコードを追加します。

使い方

「日付の範囲からレコードを追加する」を行うアクションよりも先に「kintone 接続設定を行う」を行うようにアクションを配置します。

日付の範囲として月初や月末を指定したい場合は、「特定の日付を取得する」で事前に取得しておきます。

アクションを実行すると、「開始日」から「終了日」まで、1日1レコード分の新規レコードが作成されます。

例えば「開始日」が 2021-02-01、「終了日」が 2021-02-28 の場合、28日分で合計28レコードが作成されます。1レコード目の「日付フィールド」には 2021-02-01 がセットされ、2レコード目には 2021-02-02、3レコード目は 2021-02-03、と続いて、最後のレコードの「日付フィールド」には 2021-02-28 がセットされます。この日付のことを、このドキュメント内では便宜上「展開された日付」と呼ぶことにします。

アクションの結果値として追加したレコードの集合がセットされ、「=$1」等の式で参照できます。ただし、「日付フィールド」とマッピングでセットされたフィールドしか参照できません。

1回の「日付の範囲からレコードを追加する」だけでは思ったようにフィールド値を埋めきれない場合、「即時反映するかどうか」パラメーターを「即時反映しない(後でまとめて反映)」にしておけば、後続のアクションで追加レコードに対してフィールド値を加工することができます。「フィールドに値をセットする」や「フィールドの選択を追加する」のようなフィールド値を変更するタイプの「やること」に、「日付の範囲からレコードを追加する」の結果値を「レコード」パラメーターとして渡せば、追加したレコードに対して更にフィールド値変更を行うことができます。

設定するパラメーター

「追加先アプリ」「追加先アプリの API トークン」「日付フィールド」「開始日」「終了日」「マッピング」「即時反映するかどうか」を設定します。

追加先アプリ

レコードを追加するアプリを選択します。

追加先アプリの API トークン

追加先アプリにアクセスするための API トークンを指定します。「kintone 接続設定を行う」を行うアクションの中から選択します。

その API トークンにはレコード追加権限が必要です。

日付フィールド

展開された日付値をセットするフィールドを選択します。

日付タイプのフィールドのみ選択可能です。日時フィールドは選べません。テーブル内のフィールドは選択できません。

開始日

終了日

開始日、終了日を指定します。

終了日の当日もレコード追加対象に含まれます。

開始日が終了日よりも未来の場合はレコードは作成されません。この場合、エラーにはなりません。

式を指定可能です。例えば「特定の日付を取得する」の結果を =$1 のように参照することができます。

マッピング

レコードに登録する情報を入力します。

このパラメーターの詳しい記述方法はフィールドマッピングの記述方法を参照してください。

このマッピングでは @out を使用することができます。@out の中身は「日付フィールド」で指定したフィールドに展開された日付がセットされていますので、これを参照することができます。例えば「日付フィールド」のフィールドコードが「日付_1」だった場合、展開された日付の値をコピーして別のフィールドにセットする場合は、そのフィールドへのマッピングを以下のように指定します。

= @out.日付_1

このマッピングで「日付フィールド」で指定したフィールドの値をさらに上書きすることも可能です。「日付フィールド」に対するマッピングを省略した場合は、展開された日付がそのまま入ります。

即時反映するかどうか

「即時反映しない(後でまとめて反映)」を選択した場合、アクションを実行しても直ちに kintone アプリへは反映されません。ある程度溜めてからまとめて kintone アプリへ保存する動きになります。

「即時反映する」の場合は、アクションの実行と同時に kintone アプリへレコード追加が反映されます。後続のアクションで kintone からレコードを取得しなおしたい場合は、「即時反映する」を選択してください。

レコード取得条件の発生有無

条件 発生有無
レコード1行が準備できた時 発生しません
レコード全行が準備できた時 発生しません

Webhook 通知

本「やること」を実行しても更新先アプリの Webhook 通知は発生しません。

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