関連レコード一覧フィールドと同じ条件でレコードを取得します。
「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を行うアクションよりも先に「kintone 接続設定を行う」を行うようにアクションを配置します。
取得したレコードは別のアクションで使用することができます。
kintone アプリの画面に表示される関連レコード一覧とは以下の動きが異なります。
「レコード」「関連レコード一覧フィールド」「API トークン」「最大取得件数」「自レコードも条件に一致した場合」を設定します。
関連レコード一覧フィールドを持っているレコードを指定します。
ここに複数行のレコードが含まれる場合、それぞれのレコードから関連レコードを取得します。
関連レコード一覧フィールドを選択します。
ここでは2つの API トークンを指定する必要があります。
ひとつは、関連レコードの元のアプリに対する API トークンです。「レコード」パラメーターの取得元のアプリ、と言い換えることもできます。
もうひとつは、関連レコード一覧フィールドの「参照するアプリ」に設定されているアプリにアクセスするための API トークンを指定します。
いずれも、「kintone 接続設定を行う」を行うアクションの中から選択します。
各 API トークンは次のアクセス権が必要です。
アプリ | 必要な権限 |
---|---|
元のアプリ | ・レコード閲覧またはレコード追加 ・アプリ管理 |
参照するアプリ | ・レコード閲覧 |
キーに合致するレコードが多い場合、このパラメーターを設定しておくと、取得件数を制限します。このパラメーター値を省略すると、キーに合致するレコードをすべて取得します。
合致するレコードの数が多いと、すべて取得するのは時間がかかります。そのような場合、このパラメーターを小さめの値にしておくと処理時間を短くすることができます。
「レコード」に複数行が含まれる場合、この「最大取得件数」はレコード1行分からの取得数制限になります。全ての「レコード」から関連レコードを取得したレコード数の合計を制限するわけではありません。
ゼロ以下を指定するとエラーになります。
関連レコードフィールドの設定で、「参照するアプリ」に自分自身を設定している場合、条件によっては取得結果に元レコード自身(以下「自レコード」)が含まれる可能性があります。このように自レコードが条件に一致した場合にこのレコードを結果に含めるか含めないかを選択します。
「自レコードも含めて取得する」の場合、自レコードが条件に一致すれば、自レコードも取得結果に含めます。「自レコードも含めて取得する」でも、自レコードが条件に一致していない場合は、結果に自レコードは含まれません。
「自レコードは除外する」の場合、自レコードが条件に一致しても、取得結果に自レコードを含めません。
関連レコードフィールドの「参照するアプリ」が他アプリを参照している場合、「自レコードも条件に一致した場合」は特に意味を持ちませんので、どちらを選んでいても構いません。
条件 | 発生有無 |
---|---|
「レコード1行が準備できた時」 | 発生します |
「レコード全行が準備できた時」 | 発生します |
※ 条件に合致するレコードが1行も存在しなかった場合は発生しません。
「レコード」パラメーターに複数行が含まれる場合は注意を要します。この場合、「レコード」パラメーターの1行につき、関連レコードを全て取得し終えるたびに「レコード全行が準備できた時」が発生します。「レコード全行が準備できた時」でつないだ場合、つないだ先から見えるこのアクションの結果は、ある「レコード」1行に対する関連レコード全行になります。他「レコード」の関連レコードは含まれません。
例えば「レコード」パラメーターに A, B, C という3つのレコードがあり、A の関連レコードが10行、B の関連レコードが5行、C が3行あるとすると、「レコード全行が準備できた時」は A, B, C の分で3回、「レコード1行が準備できた時」は10+5+3=18回発生します。
全ての「レコード」に対する関連レコード取得を終えた時を条件としたい場合は、「他のアクションの実行が完了した時」を使用してください。「他のアクションの実行が完了した時」でつないだ場合、「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」の結果は全ての「レコード」の関連レコードの集合を単純につなげたものになります。この中には同じレコードは繰り返し含まれる可能性もあります。
「関連レコード情報がありません。」というエラーが発生する場合、以下を確認してください。
1つのカスタマイズ内で「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」を異なる複数のアクションから実行する場合、「API トークン」の指定に注意が必要です。レコードの取得元アプリが同じアプリで関連レコードフィールドから参照するアプリ異なる場合、それらすべての API トークンを、それぞれのアクションで指定する必要があります。
例えば、