ユーザー選択フィールドなどで選択されているユーザーのプロフィール情報を取得します。
取得した情報はアクションの結果としてセットされます。
結果を取り出したい場合は、式を使用して他のアクションからこのアクションを参照するようにします。
例えば「ユーザーのプロフィールを取得する」アクションが１番だった場合、「フィールドに値をセットする」の「値」パラメーターなどで
=$1
のように指定すると、取り出すことができます。「取得したい情報」が「すべて」だった場合は、
= $1.email
のように「どの情報か」までを式で指定する必要があります。
結果値は取得した人数分の配列形式になります。最初の一人分だけを取り出したい場合は
=$1[0]
のようにします。
「レコード」「ユーザー選択フィールド」「取得したい情報」「接続kintoneユーザー名」「接続kintoneユーザーのパスワード」を指定します。
取得したいユーザー選択フィールドを持つレコードを選択します。
複数行のレコードが含まれる場合、全てのレコードから一度にユーザーの情報を取得します。レコードが１行もない場合はエラーになります。
ユーザーが選択されているフィールドを指定します。
選択可能なフィールドタイプは以下の通りです。
テーブル内のフィールドをは選択できません。
このフィールドでユーザーが一人も選択されていなかった場合もエラーにはなりません。全てのレコードでユーザー選択フィールドの選択が空だった場合は、アクションの結果は空になります。
メールアドレスなど、どの情報を取得したいかを選択します。
基本的には１回のアクションで１種類の情報しかとることができません。「メールアドレスと電話番号」のように複数の種類が欲しい場合は、アクションを２つに分けるか「すべて」を選択してください。
「すべて」以外を選んだ場合、アクションの結果はその情報の文字列配列になります。例えば「表示名」を選択した場合、選択されているユーザーが３名でそれぞれの表示名が鈴木、山田、佐藤であれば、[“鈴木”, “山田”, “佐藤”] の配列が結果になります。
「すべて」を選ぶとすべての情報を一度に取得します。この場合は配列の要素はCybozu のドキュメント に記載されている「User 型」になります。この場合、例えばアクション１番がの結果から各ユーザーのメールアドレスの配列を取得したければ
= $1.email
とします。
ユーザー情報を取得するために cybozu.com にアクセスします。その際に必要になる kintone (cybozu.com) の認証情報を入力します。
このユーザーに必要なアクセス権は特にありません。
カスタマイズ項目は、「取得したい情報」に「すべて」を選んだ場合に取得可能です。
カスタマイズ項目は項目コード(code)と値(value)から構成されますが、Customine では項目コード(code)を取得することはできません。値(value)は指定番目のユーザーの指定番目のカスタマイズ項目であれば取得できます。
例えば、この「やること」をセットしたアクションの番号が５番で、１人目のユーザーの10番目のカスタマイズ項目の値(value)を取りたい場合は、
= $5[0].customItemValues[9]
のように式を記述します。配列はゼロから始めるので、１人目のユーザーは[0]、10番目のカスタマイズ項目は[9]で参照することに注意してください。
取得した全ユーザーのカスタマイズ項目をまとめて配列形式で取得したり、あるユーザーの全てのカスタマイズ項目を配列で取得することはできません。
一度のアクションで取得できるユーザーは最大100ユーザーまでです。それ以上のユーザーを取得したい場合はアクションを分けてください。
ゲストユーザーの情報は取得できません。
Cybozu のドキュメント に記載されている項目に「優先する組織のID」がありますが、これは文字通りIDしか取得できません。優先する組織の組織名や組織コードを取得することはできません。