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時刻を計算する

概要

時刻に時間(hour)や分(minute)を加算したり減算したりします。結果は他のアクションから参照できます。

使い方

「時刻を計算する」をセットしたアクションを実行すると、アクションの結果としてその時刻が内部に保存されます。保存された時刻は、式を使用して、「=$1」などで取得できます。

「基準時刻」パラメーターの値が日付を含まない形式の場合、計算結果は 09:30 のような書式になります。秒は含まれません。kintone の時刻フィールドにそのままセットすることができます。ただし日付の情報はありませんので、日時フィールドにセットすることはできません。

「基準時刻」パラメーターの値が日付を含む形式の場合、日付込みで計算され、結果も日付を含む形式になります。結果の書式は 2019-09-06T03:16:00.000Z といった協定世界時をもとにした形式になります。この形式は、そのまま kintone の日時フィールドへセットすることが可能です。

例)計算結果の時刻を、他のアクション(「レコードを追加する」)で使用する例

  1. 「時刻を計算する」を設置します。アクション番号が1番だったとします。
  2. レコードを追加する」の「マッピング」で、セットしたい時刻フィールドに対して「=$1」と入れます。 (「時刻を計算する」のアクション番号が2番だったら、「=$2」とします)

設定するパラメーター

「基準時刻」「右辺値」「計算内容」を設定します。

基準時刻

基準となる時刻を入力します。

09:30 のように時刻のみで日付を含まない形式、2019-09-12 09:30 のように日付と時刻を両方含む形式が指定可能です。

日付を含む形式で指定した場合、日付込みで計算されます。例えば 2019-09-12 23:00 の2時間後は、2019-09-13 01:00 になります。

時刻フィールドや日時フィールドの値を参照したい場合

=時刻_2

のように、「=」をつけてフィールドコードで参照してください。

現在の時刻を基準としたい場合は

=now()

と入力します。

空の値や時刻として解釈できない値の場合、実行時にエラーが発生します。

右辺値

加算したい時間(hour)数・分(minute)数の数値を整数で指定します。

例えば、「基準日から3時間後」を計算したい場合は、「計算内容」で「○時間後」を選択し、「右辺値」を「3」にします。

マイナスの値を入力することも可能です。「右辺値」を「-3」にし、「計算内容」を「○時間後」とした場合、「基準日から3時間前」が計算されます。

値が空の場合は実行時にエラーが発生します。ゼロの場合はエラーにはなりません。

計算内容

「○時間後」「○分後」から選択します。

注意事項

  • 日付を含まない形式の場合、計算結果は 00:00~23:59 の間になります。例えば、23:00 に2時間を足す計算を行った場合、結果は 25:00 ではなくて 01:00 になります。

  • 日付を含まない形式の場合、基準時刻に秒が含まれていても、計算結果から秒は切り捨てられます。