エラー Code: GAIA_BL01

指定したファイル(id: XXXXX)が見つかりません。

kintone へアップロードした添付ファイルの参照時に起こるエラーです。

kintone にファイルをアップロードすると、そのファイルはまだどのレコードにも添付されていない状態となり、ファイルには仮のファイルIDがつきます。そして、レコードの追加や更新時にその仮のファイルIDを添付ファイルフィールドにセットすると、アップロードしたファイルが実際にレコードに添付され、確定したファイルIDが付与されます。その後は、この仮のファイルIDは使用できなくなります。

GAIA_BL01 は、この「使い終わって使用できなくなった仮のファイルID」をもう一度使用しようとした場合に発生します。

例えば以下の「やること」は kintone へファイルをアップロードし、アクション結果はアップロードしたファイルの仮ファイルIDとなります。

これらの「やること」を実行したアクションの結果を「レコードを追加する」などのフィールドマッピングに渡すなどで使用すると、その時点で仮ファイルIDは使えなくなります。この状態でもう一度この仮ファイルIDを使用すると、GAIA_BL01 が発生します。

発生する例と対応方法

1つのアップロードファイルに対して2回「レコードを追加する」を実行しようとした

レコードを2つ追加する場合、アップロードファイルも2つ必要です。同じ内容のファイルであっても2回アップロードする必要があります。

例えば「添付ファイルをコピーする」であれば、異なるアクションで2回実行しておき、1回目の「レコードを追加する」は1回目の「添付ファイルをコピーする」の結果を、2回目の「レコードを追加する」は2回目の「添付ファイルをコピーする」の結果をセットするようにします。

Job Runnerの「レコードを追加する」でファイルを添付し、その結果を「Excelを出力する」に渡し、テンプレートから参照した

Job Runner では「レコードを追加する」の結果をそのまま「Excelを出力する」のデータレコードとして渡すことができます。その際に「レコードを追加する」内にアップロードした仮ファイルがセットされていると、それを「Excelを出力する」のテンプレートで参照した際に GAIA_BL01 エラーになります。

これを避けるためには、「レコードを追加する」の結果をそのまま「Excelを出力する」に渡すのではなく、追加したレコードを「キーを指定してレコードを取得する」で改めて取得しなおし、その取得しなおしたレコードを「Excelを出力する」のデータレコードにセットします。