指定アプリに対し、テーブルデータをセットした状態でレコードを新規作成します。
「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」は「レコードを追加する」に対しいくつかの機能追加を行ったものになります。
「レコードを追加する」ではテーブルに初期値を入れることができません。「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」ではテーブルに初期値をセットした状態でレコードを追加できます。
「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」では、追加したレコードの編集画面に即移動することができます。
これらの機能が必要ない場合は「レコードを追加する」の方が簡単です。
「追加先アプリ」「レコードに対するマッピング」「テーブル」「テーブルの元になるレコード」「テーブルに対するマッピング」「画面遷移」を指定します。
レコードを追加するアプリを選択します。
追加するレコードの各フィールド値を設定します。
ただしここではテーブルの値は設定できません。テーブルの値は、後の「テーブルに対するマッピング」で設定します。
このマッピングにおいて、
= フィールドコード
と記述した場合、フィールドコードは「カスタマイズ中のアプリのフィールド」になります。
初期値を設定するテーブルを選びます。
複数選ぶことはできません。
テーブルのデータを作成する際の元になるレコードを指定します。
テーブルのデータをセットするマッピングを定義します。
このマッピングにおいて、
= フィールドコード
と記述した場合、フィールドコードは「テーブルの元になるレコードのフィールド」になります。
レコードを作成した後、そのレコードの編集画面に移動するかどうかを選びます。
「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」でテーブルのデータをセットしたい場合、まず、テーブルデータの元になるレコードを取得します。
例えば、カスタマイズ中のアプリの編集画面から別のアプリのレコードを作成し、その際にカスタマイズ中のアプリのテーブルから別アプリの新しいレコードにテーブルデータをコピーしたい、というケースを考えます。
この例の場合、「テーブルデータの元になるレコード」とは、カスタマイズ中のアプリのテーブルデータになります。 なので、「テーブル行をレコードとして取得する」を使って、カスタマイズ中のアプリのテーブルから各行のデータを取得しておきます。
次に、「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」の「テーブルの元になるレコード」パラメーターで、「テーブル行をレコードとして取得する」のアクションを指定します。
そして、「テーブルに対するマッピング」では、取得元のテーブルの列から、作成先のアプリのテーブルへ値をコピーするように、マッピングを定義します。
「画面遷移」の設定を「作成したレコードの編集画面を開かない」にした場合、他のアクションのパラメーター設定から、「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」が追加したレコードのIDを、式を用いて参照することができます。例えば「テーブルデータをセットしたレコードを追加する」のアクション番号が1だった場合は、以下の式で追加したレコードのIDが取得できます。
= $1
画面遷移後は取得できなくなります。
登録先アプリに「レコードの追加」条件で Webhook 通知を行うように設定されている場合、本「やること」を実行するとこの通知が発生します。
2つ以上のテーブルに対して一度にデータを設定することはできません。
レコードは作成された状態で編集画面に遷移しますので、編集画面で「キャンセル」を押しても作成されたレコードは残ります。
カスタマイズ中のアプリと、レコードを作成するアプリの kintone スペースが異なっていて、作成先がゲストスペース場合はエラーになります。
「画面遷移」パラメーターで、「作成したレコードの編集画面を別タブで開く」とした場合、ブラウザーのポップアップブロック機能により、タブがブロックされてしまう場合があります。 その場合、ブラウザーの設定にて、ご使用の kintone ドメインにおいてポップアップを許可してください。