カスタマイズ

一覧画面を検索フォームで検索した条件を取得する

概要

現在の一覧画面が Customine で作成した検索フォームから検索した結果であれば、 元の検索条件を取得します。

使い方

まず、一覧画面で以下のいずれかの「やること」を実行して検索フォームを表示します。

kintone アプリのユーザーがこの検索フォームに検索条件を入力し、「検索」ボタンを押すとその条件で検索した一覧画面が表示されます。この「検索された状態の一覧画面」で「一覧画面を検索フォームで検索した条件を取得する」を行うと、ユーザーが検索時に検索フォームに入れていた条件を取得することができます。

取得されるのは検索した時点での検索フォームの値であって、現在表示されている検索フォームに入っている値ではありません。

取得した値は、アクションの結果値として保存されます。各フィールドの条件値を、フィールドコードをキーとして取り出すことができます。以下の例は「一覧画面を検索フォームで検索した条件を取得する」をアクション番号1で実行した場合の例です。

  • 文字列のように条件値が1つのテキストを入力する形式の場合は以下のように指定すると、そのテキストが取得できます。

    = $1.文字列__1行__1
    
  • ラジオボタンやチェックボックスのように、検索フォーム上で複数の項目を選択できる形式の場合は、以下のように指定すると、検索フォーム上で選択していた値の配列が取得されます。何も選択されていなければ要素数ゼロの配列になります。

    = $1.ラジオボタン_1
    
  • 日付フィールドや「一覧画面にキーワードと数値の範囲で検索する検索フォームを設置する」の数値フィールドのように、検索フォームで最小値~最大値の範囲を指定する形式の場合、フィールドコードに続けて .from や .to をつけることで範囲の最小値側、最大値側の値を取ることができます。

    = $1.日付_1.from & " から " & $1.日付_1.to & " までの範囲を検索しました。"
    
  • 検索フォーム内に関連レコード内のフィールドがある場合は注意が必要です。この場合、キーが “関連レコードのフィールドコード.関連レコードが参照するアプリ内のフィールドコード” となります。例えば関連レコードのフィールドコードが「関連レコード_1」で、関連レコードが参照するアプリ内のフィールドコードが「文字列__1行__1」の場合、「$1.関連レコード.文字列__1行__1」としてもうまく取得することができません。この場合は以下のように指定します。

    = $1["関連レコード.文字列__1行__1"]
    
    • from~to と組み合わせる場合はさらに注意が必要です。「$1.関連レコード.数値.from」や「$1[“関連レコード.数値.from”]」ではうまく取得できません。この場合、以下のように指定してください。
    = $1["関連レコード.数値"].from
    
    = $1["関連レコード.数値"].to
    
  • 一覧画面に1つのキーワードで複数フィールドを検索する検索フォームを設置する」の場合は特殊で、フィールドコードをキーにしても取得することができません。この場合は “$customine” という特別なキーを指定します。

    = $1["$customine"]
    

設定するパラメーター

パラメーターはありません。

制限事項

  • Customine の検索フォーム以外で検索した場合は取得できません。

    • 例えば、kintone 標準の「絞り込む」機能で一覧画面を絞り込んだ場合の条件は取得できません。
  • 検索フォームで検索した結果の一覧からレコードを選択して詳細画面へ移動し、その詳細画面のパンくずメニュー「絞り込み」をクリックして一覧に戻った状態の場合、「一覧画面を検索フォームで検索した条件を取得する」で元の検索条件は取得できません。

  • 条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」で遷移した際の検索条件を取得することはできません。

  • クエリは取得できません。