一覧画面をカスタマイズして、画面の左側にツリー、右側にレコードの一覧を表示する画面を作成します。
この「やること」はカスタマイズされた一覧画面を作成します。
準備として、kintone アプリ側の設定で「ツリーつきの一覧画面を作成する」用の「一覧」を作成してください。この一覧は、以下のように設定しておきます。
どのフィールドを表示するかは、kintone アプリ側ではなく、Customine のアクションで設定します。
「ツリーつきの一覧画面を作成する」をセットするアクションでは、条件を「一覧画面を表示した時」にしてください。なお、「現在の一覧が指定の一覧ならば」は必要ありません。
「ツリーつきの一覧画面を作成する」をセットしたアクションを実行すると、一覧画面が「一覧のID」で指定した一覧であれば、そのアクションがカスタマイズしたツリーつき一覧画面を表示します。「一覧のID」で指定した以外の一覧であれば通常通りの一覧表示になります。
ツリー側ははじめ折りたたまれた状態になっています。ツリー項目の左にある「>」「∨」アイコンをクリックすると開閉します。
ツリーの項目をクリックすると、右のレコード一覧にその子、すなわち親キーフィールドが選択した項目と一致するレコードが表示されます。最上位の項目をクリックした場合は親キーフィールドが空のレコードを表示します。
ツリーおよび一覧に表示されるレコードのリストは、一覧の絞り込み設定(条件、ソート)を反映します。以下の条件は反映されません。
標準の一覧画面と異なり、以下の要素はありません。
添付ファイルフィールドはリンク形式で表示されます。画像、PDFはクリックするとギャラリー形式(プレビュー)で表示されます。それ以外のファイルはクリックするとダウンロードされます。
「一覧のID」「キーフィールド」「親キーフィールド」「ツリー最上位要素名」「ツリーの幅(ピクセル)」「一覧に表示するフィールド」を設定します。
「使い方」の説明で準備した一覧のID を指定します。kintone アプリから一覧の設定画面で確認可能です。
一覧の名前で指定することはできません。
ツリー側に表示するフィールドを選択します。
選択可能なフィールドタイプは、以下です。
テーブル内のフィールドは選択できません。
ツリーの親子関係を決めるための、親キー名を指定するフィールドです。例えばツリー側で「自然科学」という名前の項目をクリックしたとすると、親キーフィールドの値が「自然科学」のレコードが検索されます。
選択可能なフィールドタイプは、以下です。
テーブル内のフィールドは選択できません。
ツリー側に表示される項目の名前はキーフィールドの値になりますが、最上位の項目にはキーフィールドの値がありません。そこで、最上位の項目の表示用の項目名をこのパラメーターで設定します。
ツリー表示部分の幅の値を指定します。
一覧側に表示するフィールドを選びます。
選択したフィールドを並べ替えると、一覧内でもその順番で表示されます。
選択可能なフィールドタイプは、以下のもの以外です。
テーブルそのものは選択できませんが、テーブル内のフィールドは選択できます。テーブル内のフィールドを選択している場合、テーブルの1行が一覧の1行になり、テーブル外のフィールドはテーブル行数分だけ縦にセル結合して表示されます。
「キーフィールド」や「親キーフィールド」を含めても含めなくても構いません。
「フィールド背景色を変更する」をはじめとするとフィールドの見た目を装飾する「やること」は、本「ツリーつきの一覧画面を作成する」と組み合わせても動作します。
ただし、「フィールド背景色を変更する」等は、「ツリーつきの一覧画面を作成する」の後に実行する必要があります。例えば「一覧画面を表示した時」に「フィールド背景色を変更する」を実行すると、画面がまだ作成されていないため背景色は変わりません。正しく動作させるには、条件を「ツリーつきの一覧画面でレコードの一覧が表示された時」にしてください。
「表示するフィールド」に対してアクセス権がない場合、一覧の列にフィールド名は表示されますが、フィールド値は表示されません。
「表示するフィールド」にセットしたフィールドのフィールドコードを後から変更したようなケースでも、一覧の列にフィールド名は表示されますがフィールド値は表示されません。
スマートフォン画面には対応していません。
列の幅を変更する機能はありません。
ツリー欄の幅は変更できますが、変更は記憶されません。画面をリロードすると「ツリーの幅(ピクセル)」で設定した幅に戻ります。