テンプレートファイルとレコードの検索条件をもとに Excel ファイルを生成・出力します。
「Excelを出力する」に比べてより多くのレコードを処理することができます。代わりに制限事項が多くなります。
事前にいくつかの準備が必要です。
gusukuのAPIキーが必要になります。この APIキーは kintone アプリの APIトークンとは異なります。gusuku の APIキーは gusuku 共通管理画面から発行・取得することができます。
テンプレートファイルを準備します。テンプレートファイルの作成方法については、Excel/PDF出力テンプレート リファレンスマニュアルのページをご覧ください。
また、テンプレートを保存するためのkintoneアプリも必要です。作成したアプリに添付ファイルフィールドを設置し、このフィールドに1テンプレートにつき1レコードになるようにレコードを作成しておきます。
Customineのカスタマイズでは、適用するテンプレートを保存したレコードを取得しておき、「検索条件でExcelを出力する」でテンプレートや出力レコードを取得するクエリなどをパラメーターとして設定します。
出力には時間がかかるため、出力処理中はダイアログが表示されます。出力が完了した時点でアクションが完了します。
「gusuku APIキー」「データレコード取得アプリ」「データレコード検索条件」「テンプレートレコード」「テンプレートフィールド」「出力先」「ファイル名」を設定します。
gusuku の APIキーを指定します。
kintone アプリの APIトークンのことではありませんので注意してください。
出力したいデータをどのアプリから取得するかを選択します。
出力したいデータを取得するための検索条件(クエリ)を入力します。
条件を「すべてのレコード」にすることも可能です。
並び順を指定することも可能ですが、指定しないほうが高速に処理できます。指定しない場合はレコード ID の昇順になります。
テンプレートファイルの入ったレコードを選択します。
選択したレコードが実行時に1行もなかった場合はエラーになります。
テンプレートファイルの入った「テンプレートレコード」内の添付ファイルフィールドを選択します。
添付ファイルフィールドのみ選択可能です。テーブル内のフィールドは選択できません。
添付ファイルフィールド内にファイルが1つも添付されていない場合は、実行時にエラーになります。
添付ファイルのファイル拡張子が .xlsx である必要があります。それ以外の拡張子のファイルだった場合は、実行時にエラーになります。
生成したExcelファイルを出力する方法を選択します。
ファイル名を入力します。
ダウンロード時の初期ファイル名や、添付ファイルフィールドのファイル名になります。
gusuku のサーバーへの通信が発生しますが、この際の接続にはIPアドレス制限は適用されません。
データレコードの取得は、kintoneアプリでカスタマイズを実行しているユーザーではなく、CustomineまたはDeploitで行ったkintone接続設定におけるユーザーで行われます。レコード閲覧権限の差異には特に注意してください。アプリ実行中のユーザーには見えてはいけないレコードが、取得されてしまう可能性があります。
出力先に「ダウンロード」が含まれる場合、ブラウザーの別タブでダウンロードを行います。そのため、ユーザーのブラウザーの設定でポップアップブロックが有効になっていると、カスタマイズからタブを開く操作がブロックされてダウンロードができません。ブラウザーの設定でポップアップを許可してください。
出力処理が10分以内に終わらなかった場合はエラーになります。
「Excelを出力する」にはない制限事項として、「検索条件でExcelを出力する」には以下の制限があります。
$FOREACH(0..9)
というような記述はできません。