カスタマイズ

条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する

概要

指定アプリのレコード一覧画面へ遷移します。遷移後の一覧画面を指定の条件で絞り込んだ状態にします。

使い方

一覧画面に特定の検索条件を満たすレコードのみを表示したい場合に使用します。このとき、遷移先の元の一覧で指定されている絞り込み条件は無視されます。

設定するパラメーター

「遷移先アプリ」「一覧の名前」「タブ」「検索条件」を指定します。

遷移先アプリ

遷移先アプリを指定します。

一覧の名前

遷移先の一覧画面で、作成済みの一覧が複数ある場合に、どの一覧を表示するのかを一覧の名前で入力します。

省略時は一番上の一覧で表示されます。

ここで指定した名前が kintone アプリの設定内に存在しない場合、実行時に「一覧が見つかりません」エラーになります。

(すべて)や(作業者が自分)のように自動的に作成される一覧には対応していません。

タブ

同じタブ上で移動するか、新しいタブを開くかを選択します。

検索条件

一覧画面に表示するレコードを検索する条件を入力します。

検索条件の入力は「条件ビルダー」という画面から行います。「クエリ」と呼ばれる文字列を直接入力することはできません。

並び替え条件を指定しても無視されます。kintone の一覧で設定された並び順で表示されます。

条件を(すべてのレコード)にすると、実際にはすべてのレコードを表示するのではなく、条件なしで遷移します。この場合、遷移先の一覧で絞り込み条件が設定されていればその絞り込み条件で一覧が表示されます。

条件ビルダーで組み立てたクエリでは、${式}の部分は実行時に式の結果を自動的にエスケープしますが、${式}にならない固定値の個所はエスケープされません。例えば、文字列フィールドの条件で比較値に${式}ではなく固定値でダブルクォーテーションやバックスラッシュを含む値を入れたい場合、自分でエスケープ済みの値を入力する必要があります。クエリのエスケープについてはCybozu のドキュメント をご覧ください。

krewSheet 対応状況

対応しています。

注意事項

画面遷移により「一覧画面を表示した時」が起こります。「条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」を「一覧画面を表示した時」条件と組み合わせたい場合、追加の条件を上手に組みわせないと、画面遷移が繰り返し実行されて止まらない、という状況が発生してしまう可能性があります。このような設定は注意深く行ってください。

注意事項

「条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」で遷移した先の一覧画面に「一覧画面にキーワードで検索する検索フォームを設置する」など、Customine で作成した検索フォームが設置されている場合、可能であれば「条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」の検索条件に応じて検索フォームの入力初期値がセットされます。ただし、「一覧画面に1つのキーワードで複数フィールドを検索する検索フォームを設置する」の場合は除きます。

このような組み合わせのカスタマイズを行う場合、「条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」の検索条件を以下のようにすることを推奨します。

  • 「いずれかの条件を満たす」ではなく「すべての条件を満たす」を選択する。
  • なるべく検索フォーム側に含まるフィールドのみを条件にする。
  • 比較方法を検索フォームと合わせる。

このようにすることで、画面遷移時の条件と検索フォームに入る値が綺麗に対応し、ユーザーにとっても分かりやすくなります。

制限事項

  • アクションを実行してから実際にブラウザー上で画面遷移が行われるまで、やや間(タイムラグ)が生じます。

  • PC版・スマートフォン版相互の行き来はできません。

  • 「別タブで開く」設定の場合、ユーザーのブラウザーの設定でポップアップブロックが有効になっていると、カスタマイズからタブを開く操作がブロックされてしまいます。この場合、ブラウザーの設定でポップアップを許可するか、「同じタブで開く」を使用してください。

  • 「一覧の名前」を指定する際、(すべて)や(作業者が自分)のように自動的に作成される一覧には対応していません。

  • この「やること」をセットしたアクションに対して「他のアクションの実行が完了した時」「いずれかのアクションの実行が完了した時」で別のアクションにつなげることはできません。

  • なお、「条件で絞り込んだ一覧画面に遷移する」で遷移した先の一覧画面で「一覧画面を検索フォームで検索した条件を取得する」は使用できません。