開発環境、本番環境といった gusuku の環境に応じて決まる値を設定します。値は暗号化されて保存されます。
gusuku Deploit を使用すると、「開発環境」や「本番環境」といった「環境」毎にスペースやドメインを分けてアプリを管理することができるようになります。Customine では1つのカスタマイズを同じアプリの異なる「環境」で実行することができます。
1つのカスタマイズが異なる環境で同じように実行できるのは便利ではありますが、一方で「一部の設定値は環境に応じて変えたい」という場合もあります。例えば「AWS アクセスキーを設定する」で設定するアクセスキーを開発環境と本番環境では別にしたい、というようなケースがあります。「AWS アクセスキーを設定する」では「シークレットアクセスキー」が暗号化されます。「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」を使用すると、このような暗号化されるパラメーターを、環境に応じて異なる値を取るようにできます。
「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」をセットしたアクションを実行すると、実行中の kintoneアプリがどの gusuku環境のものかに応じて値が選択され、その値がアクションの結果値となります。ただしその値は暗号化されていますので、他のアクションから $1 などで参照しても元のパスワード値を得ることはできません。
「AWS アクセスキーを設定する」の「シークレットアクセスキー」のように、自身が暗号化されるパラメーターでは、「= $1」のような記述で「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」の値を参照することができます。自身が暗号化されるパラメーターで「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」を参照可能な場合には、パラメーターの入力ダイアログに「gusuku環境に応じた値」ボタンが表示され、ここから「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」のアクションを選択することができます。
Deploit と連携していない標準的な Customine カスタマイズでは環境が1つしかありません。その場合「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」を実行してもエラーにはなりませんが、常にその1つの環境の値を返すことになりますので、「gusuku環境に応じたパスワード文字列を設定する」を使用する必要性は特にありません。
「環境に応じた値」を設定します。
リストの左側に gusuku 環境名が表示されているので、その環境に対応する値を右側に入力します。
一部の環境に対して値を空にすることはできますが、全てを空にすることはできません。
このパラメーターでは、式を使用することはできません。